①地盤調査~先行足場組立までの流れ

地盤調査~先行足場組立までの流れ
① 地盤調査~先行足場組立までの流れ
まず家を購入するにあたり、注文住宅の場合は特にオリジナルが多いので、依頼する建築会社や、計画プランの内容、工事の手順や工法、現場周辺の敷地条件などによりかなり差がでてきますが、基本的に建物を完成させるまでの工期は、経験則としてある程度見積金額に比例していきますので、金額が高くなればなるほど工期も長くなると考えて良いでしょう。
例えば建坪35坪前後の、一般的な木造新築住宅2階建てプレカット在来軸組工法をベースに工程を想定し、さらにその工事内容を分類して、工事契約後より現場の準備期間~躯体工事(本体工事)に入るまでの工事内容のポイントと工期を、一段階目として詳しくまとめてみました。
まず敷地に対して、建物の配置関係と大きさなどの確認を行う▶縄張り作業を行いますが、地鎮祭を行う場合は、地鎮祭の良い日取りに合わせて、縄張り作業を地鎮祭の少し前に設定し、無駄のない流れを作ります。
(地鎮祭に関する参考ページは、別項目にてご紹介しているので、そちらもご覧ください。)▶地鎮祭
次に縄張りを行った位置が、建物直下にあたるので、その縄張りの位置から地耐力を調べる地盤調査を行います。
【地盤調査:スウェーデン式サウンディング試験】
調査してから結果が分かるのは、2日~3日後になります。
次に建物の高さや、正確な位置がわかるように、仮設工作物である丁張りを掛けて、改良工事や基礎工事の作業基準を設定します。又それと同時に仮囲いや仮設トイレ・仮設電気・仮設水道などの直接工事に関係のない工事も、早い目にこの段階で共通仮設工事として先行で設置します。

次に地盤調査の結果により改良工事が必要な場合は、表層改良若しくは、柱状改良工事で補えるものが大半なので、よほど深さのある柱状改良工事でない限り、2日間あれば十分終わる工事になり、その後基礎工事による掘削作業に入るまで、最低約2日程度の養生期間を置くことが一般的になります。
【地盤改良工事:湿式柱状改良工事】
続いて基礎工事になりますが、鉄筋とコンクリートの素材を組み合わせた、2つの材料の強みを生かし、さらにこの2つの材料の弱点を補い構成された材料になり、鉄筋は引っ張り強度に強く、圧縮力に弱いですが、コンクリートはその逆で、引っ張り力や曲げ強度に弱く、圧縮力に強い材料になります。

このように理にかなった2つの材料により、本質的な構造体を実現させる基礎工事ですが、工期に影響するポイントがコンクリート工事になり、夏場と冬場によるコンクリート工事の養生期間と、それにより使用するコンクリート強度の設定により、少し前後してきます。
【基礎工事:ベースコンクリート打設状況】 【基礎工事:べた基礎工事完了】
養生期間を含む平均的なべた基礎工事の工期で約15日間程度の日数があれば十分完了します。
続いての工程ですが、こちらはそれぞれ前後し、最終工程になる場合もありますが、建物廻りの上下水道の配管工事を先行作業で行います。
この先行配管を建築前にすることにより、建物がないため狭い場所でも作業効率が良く、水道工事での重機作業や配管作業などの、材料の振り回しによる建物へのキズや破損、汚れなどが無くなることによりメリットしか見あたらない先行作業になるので、特別な理由がない限り先行作業で行います。
【給排水設備工事:外部先行配管施工状況】
又目安となる作業日数は、約3日間程度になります。
続いて木工事による建て方前の準備として、完成した基礎の上に土台という一般的に桧で造られた構造部材を敷き並べるのですが、その作業前にその土台を真っ直ぐ平行に、かつ、垂直に敷き並べをするために出来上がった基礎の天端に墨付け(記し付け)という作業を行っていきます。
【木工事:基礎天端墨出し~土台伏せ状況】
続いてその出した墨の位置に合わせて、それぞれの場所に土台を並べて、基礎に埋込んだボルトと土台を緊結し取付作業を完了します。
【木工事:土台伏せ完了】
この一連の作業を土台伏せと呼び、建て方作業に備えておきます。
最後に建て方前の外周部分の足場の組立作業を行います。

これで現場の準備作業から躯体工事(本体工事)に入るまでの一段階目の作業工程は終了となります。
ここまでの作業に費やす実働日数は30日を下回りますが、特に天候に左右される場合と、地盤調査からの改良工事の有無により日程が前後するので、各下請業者さんの日程調整により、必ず空白は生じるため、やはり上手に最短で工程の調整をしても、約1ヶ月半といった日数が回答としてベターになるでしょう。