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家を建てるための資金計画書とは

家を建てるための資金計画書とは

家を建てる又は、家を購入する目的や時期、イメージなどはすでに膨らんでいるという方は、後は建築会社を探して見積書を作成してもらい、納得した上でその計画を遂行するのみですよね。

 

 

しかし金額については、見えない予算 ▶【前編】 ▶【後編】がどれくらい必要になるのか、資金計画書という書面をもとに、説明を受けることでより視野が広がります。

 

ケンシン
ケンシン
資金計画書については、もちろん総予算についての把握や、それぞれの必要金額の項目と、その必要金額を把握した上で、この項目にはもう少し費用を費やしたい又は、この項目は節約したいので、ここまでの費用は費やさないなどの、何にどれだけの金額が必要なのかも分かりやすく、そこから全体的な予算調整を行い、総予算のバランスを整えながら、現実的な金額を決定することを目的としています。

 

つまり資金計画書とは、家を建てる際に取り巻く、全ての必要であろう金額を記載した一覧表になります。

 

概 算 資 金 計 画 書 ( 建 築 工 事 )
                 様 
令和  年  月  日
建 築 工 事 金 額諸 費 用
工事価格本体工事本体工事金額          融資諸費用銀行保証料         
諸経費 融資諸費用 
本体工事合計 ① 抵当権設定費用 
付帯工事地盤調査費 表示・保存登記費用 
地盤改良工事費 団体信用生命保険料 
電気設備工事 火災保険料 
給排水設備工事 建物滅失登記費用 
住宅設備機器工事    
付帯工事合計 ②   
小計 ① + ②   
消費税   
建築工事合計金額〖A〗      ¥0-融資諸費用等合計 
その他外構工事 その他契約書印紙代 
照明器具工事 祭事費用 
エアコン工事 引っ越し費用 
カーテン・ブラインド工事   
水道加入金+印紙代   
上水道新設工事   
解体工事費   
    
小計   
消費税 その他合計 
その他工事合計金額〖B〗      ¥0-諸費用合計金額〖C〗       ¥0-
 
総合計 〖A〗+〖B〗+〖C〗 = ¥0 -

 

 

又、土地探しからの場合は、予算も膨らむため、初期段階での資金計画が必要となります。

 

 

このように、資金計画を把握することで、総予算にゆとりがある状態なのか、ない状態なのかを把握することができて、追加工事や建築商材へのグレードアップが図れるかなども把握できます。

 

 

又稀にですが、逆に建築会社側の資金計画書に、漏れ落ちがある場合もあります。

 

 

家を建てる過程の中で、見積書だけでは見えてこない、さまざまな費用が後々重ならないようにするためにも、資金計画書を上手く活用するようにしましょう。