失敗しない為の外構プランと見積書のチェックポイントについて

ウッドデッキやテラスについて
図面上にウッドデッキや、テラスを設け計画案を受けた際の、材料の大きさや種類、特徴や素材感、商品の性質や、価格を具体的に知ることで、納得のできる空間を演出することができます。
例えばデッキ材なら、本物の無垢材を用いたイペ材やバツ材、ウリン材他、国産では桧材や防腐加工の施された材料などを用いた計画になっているのか、逆に木調タイプの樹脂材で計画しているのか、金額はもちろん無垢材の方が倍程度高く、素材感や経年変化を楽しめる反面、維持管理によるメンテナンスが必要不可欠になるなど、建物の内観や外観との調和も合わせて、選定する主旨を確認する必要があります。
ただでさえ後回しとなる外構工事なので、ご自身の感覚による要望を伝えなければ、ほぼ安価な提案で見積されることが多いので、使用する材料のメリット・デメリットも確認した上で、デッキ材やテラス自体の床仕上がりの高さもしっかりと確認し、決定するようにしましょう。
基本的に弊害がなければ、ウッドデッキやテラスの高さは、室内の床高さと同じにするとにより、ストレスなく開放的に使用することができます。
このような細かい仕上がりまでは、図面上表現していないことが多いので、要望として伝えることが大切なポイントになります。
外部からの視線を回避できる外構計画を
最低限必要である門構えや表札、インターホンや駐車場整備などは計画に入っているけれど、道路際や、角地、立地条件により窓を開けて、外部からの視線をまともに受けるような建物に対して、少しでも視線を回避できるような外構計画になっているのかどうかは、図面上や立体パース上の提出でも、実際にはなかなか分からない部分が多いです。またそこまで考慮し提案してくれる業者も多くはないと思います。
外部からの視線は気にしないという方は別ですが、例えばよくある事例として、建物と道路や隣地との高低差により、提案している塀やフェンスなどの工作物が、しっかりと建物に対して目隠しを兼ねた働き方をしているかどうか、外部からの視線に対して予めてシュミレションを行い確認することにより、目隠しを兼ねた意味のある工作物に仕上がるようになります。
以外と建物内部から外部への視線、同じく外部から建物内部への視線が忘れがちになり、外構工事が終わり入居してから、もう少し目隠しに対しての配慮をしておけば良かったなどとの残念な事例もあり、塀やフェンスを計画してもらうにあたり、以外と地味ではありますが、このような要望を事前に伝えることが意味のある工事に繋がります。
後からの追加要望になると、状況にもよりますが金額にして何十万円の工事になることは明確になるので、忘れずに検討してみるようにしましょう。
堀や目隠し堀などの素材の確認
塀を設ける方法として、色々なパターンがあります。
例えばRCによる打ちっぱなしの化粧塀や、そこに左官塗りや吹付けを行った塀、普通ブロック積みに左官塗りや吹付けを行った塀、化粧ブロック塀、生垣、アルミフェンス、木目調の塀や本物の木塀など、どのような素材をどのように組み合わせるかにより、金額も大きく変わることながら、外観の印象もかなり大きく変わってきます。
このように色々な施工方法はありますが、何もご自身からの要望がなければ、ほぼ安価な化粧ブロックなどで無難に工事を提案し、見積していることが多くなり、そのまま工事を行うことが一般的になります。ある程度のイメージや要望は必ず伝えるようにしましょう。
外部収納スペースの確保
これも駐輪スペースと同じような考え方にはなりますが、建物外部に扉などの入口を設けた収納スペースを除き、建物の配置を優先に、駐車スペースや玄関アプローチ、菜園をするためのスペースなどはしっかりと確保するものの、外部用品などを収納するスペースの確保などは、以外と後からでも空き寸法に合わせて設置できる、などと安易に考えてしまう人が多いです。
敷地が狭いほど、建物をより法的にギリギリまで建てたい方が多く、そのことから外部収納を設置するにあたり、以外とスペースがありません。
例えば、一般的に外周から1m以上離して建物を計画するような規定地域に、エアコンの室外機や熱源機器による貯湯タンクの設置場所などは、機材の大きさと機材を設置した際の隣地境界までの空きスペースの確認と確保を行い、さらにそれらの機材の前を行き来できる、通路としての利便性があるかどうかについても確認する必要があります。
その中で外部収納をどこに、どのような大きさのものをどうやって設置するのか外周の通路が巾1mを下回り寸法が小さくなるほど、外部収納自体の商品サイズも限られ、設置するにあたり使い勝手も悪くなっていきます。
外部収納が設置できなくなれば、当たり前ですが、ただの通路としての利用価値でしかなくなってしまいます。

生活するにあたり、以外と外部収納は利用価値があり活躍できるので、そのあたりも視野に入れて要望を伝えてみてはいかがでしょうか。
植栽計画について
よく平面計画やイメージパースなどに、より建物を引き立たせる為の植栽が表現しているようですが、実際にこのような植栽計画が、見積にどこまで反映しているか確認する必要があります。
外観パースに植栽が多数描かれているからといって見積に含まれていると思い込まないようにしましょう。
特に植栽計画は建物を引き立たせるにあたり、外構工事の中でも重要なポイントになるので、どのような植栽が、どこに何本、高さ何mぐらいのものなのかまで確認して、こだわる必要があります。
又、少しレベルの高い話しですが、植栽の足元の表現方法として、土を埋めてそのまま均しておくのではなく、例えば大きめの割栗石を転がしたり、低木を何本か植えたり、コケを植えることにより、自然で感じ良く足元が引き立ち、より映えてくれます。
このような演出は数万円程度の出費で納まるので、植栽に興味がある方は、是非足元まで配慮した計画を検討されてはいかがでしょうか。
まとめとして
建築工事に付随する外構金額とは、契約時に必要な概算資金計画の対象として、100万円や150万円とひとくくりに予算組として計画を立てますが、実際にこのような金額では、建物を引き立たせるような外構工事はできません。
あくまでこのような金額は、最低限敷地の美観を修復し、敷地を使用できるようにする為の金額と考えるべきです。
又外構工事の金額を概算とすることにより、本来の目的である、建物の契約を身近に引き寄せるための金額として設定しているだけです。
外構工事といえど、金額は別として、考え方やアイデア一つで工事内容に拍車がかかり、より建物を引き立たせるので、本来は建物と並行にバランスを考えながら計画すべき工事になります。
必ず優先度が後にならないように注意しながら、外構工事に費用が回せないなどの残念な結果にならないように、しっかりと外構計画も視野に入れた中で工事契約を行うようにしましょう。