プロの現役建築士がこれだけは必ず知ってほしい情報を全て公開します!
 
 
 
 

見積単価の確認

見積単価の確認

各工事ごとの中の作業内容を、金額(数字)にして集積していく、それが見積です。

 

 

ですがその前に、㎡単価について説明をしておきます。

 

 

例えば建物の外部4面に足場を組んだ場合、その部足場4面の合計した立面積で、実際にかかるであろう総工事費を割ったものが、足場1㎡(1m×1m)あたりにかかる単価になります。

 

 

このように新築住宅の場合、特殊な工事を除き、各工事ごとにある程度決まった単価があるので、実際に作業を行う面積や数量を求めることにより、それに単価を掛けてあげるとで、各工事ごとの作業料金が換算でます。

 

 

しかし全てにおてそうではありません。

 

 

ある一定の数量を下回ると作業内容は、1㎡あたりの固定された単価では、見積書に記載することが行いにくいので、ここで一例をあげておきます。

 

 

①外部足場損料(100㎡以上の場合)200㎡×¥900=¥180,000-

 

 

面積を無視して、単価を入力するとこのようになります。

 

 

①番を建坪30坪前後の足場組立面積とした時に、どのような作業内容になるのか、まずは足場の積込みから現場での組立作業を行い、その約2ヶ月後に足場の解体~撤収、資材の降ろし作業。

 

 

足場組立完了~足場解体撤収までの間の、足場のリース料プラス諸経費で¥180,000-になるとします。

 

 

この場合、作業前日の資材の積込みから、足場組立作業までを3人と想定し、足場解体から資材の降ろし作業までを想定3人、と見ることができるので、その他経費を計上しても、金額的には妥当性があり、高くはないと思います。

 

 

 

②外部足場損料(100㎡以下の場合) 50㎡×¥900=¥45,000-

 

 

面積を無視して、固定された㎡単価を入力するとこのようになります。

 

 

②番に関しては、面積は小さくなりますが、資材の積込や、足場を組立する手間、後日足場を解体し撤収する手間、資材を降ろす手間などは、作業時間が少し短くなるだけで、やっている作業は同じ内容になるので、2人で半日までの2日間の作業になっても、リース料や諸経費を考えた時に¥45,000-では、少し厳しい金額のように思います。

 

 

せめて最低¥60.000-からといった所が妥当ではないでしょうか。

 

 

このように、壁面積などの単価は、最低でも50㎡を越えないと、一般的な相場による単価が上がってしまうため、単価入力で記載しないこともあります。

 

 

ちなみに、②番の単価は1㎡あたり¥1,200-になり、抜粋して単価だけを比較されると、『高い』と理由もわからず、取り上げられることもあります。

 

 

他の工事に関しても同じことがいえます。

 

 

つまりこの例から、面積が小さくなったからといって、金額が比例し安くなる訳ではなく、逆に人件費がウェイトを占めるので、単価が上がってしまうという傾向になるのがわかると思います。

 

 

 

こういう場合に、材料と人件費を一まとめにして、一式と表現し、㎡単価では補えない適性な金額を計上し、見積を作成していくことが一般的になります。

 

 

色々と見積書にも細かい項目を記載しているものや、ひとくくりに大まかな一式見積から、各社それぞれアプローチの方法はさまざまですが、やはり良心的な新築住宅の見積書というものは、数量や単価を記載し、お客様にもより作業内容を分かりやすく記載していて、その数量や個数などが、設計図面にも分かりやすくリンクしているというものが、まずは安心で正当性のある見積書の見極め方の1つといえるでしょう。

 

 

それから見積書の中の一式の使い方として、仮に全ての詳細においておいてほぼ一式表記や、あまりにも大きい金額を一式と記載している場合などは、その内容を必ずわかるように説明してもらうことをお勧めします。

 

 

又、その説明が詳細不明場合やあまり納得できない場合は、さらにその一式金額の内訳明細の提出を求める事をお勧めします。